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ウズベキスタンの天文台

胆江日日新聞の2019年元旦特集記事

岩手県、胆江日日新聞 2019年元旦の特集記事

天文台…と言えば、サマルカンドのウルグベク天文台跡?いいえ。サマルカンドの隣、カシカダリヤ州のキタブという小さな町に天文台があります。そこは39.08°、世界の緯度計測点がありました。
10年くらい前に、キタブへメフモンに行った時に「近くに天文台があるよ」と言うので物見遊山で行きました。後でググってみると、そこは世界の緯度計測点であることを知り、キタブにそんな世界と繋がっている所があるんだ@@と、びっくりしてブログを書きました。

そんなことも忘れていた昨年の暮れのこと、岩手県の新聞社の方からメールが…「ウズベキスタンの取材が難航している。キタブという所に天文台があるらしいが…」
詳しく聞くと、岩手県の奥州市には1899年、国際緯度観測事業(ILS)の拠点である「水沢緯度観測所」が開設されました。ILSは、地球回転運動を調べるのが目的で、北緯39度8分上に観測点を設けて研究していました。観測点は日本のほか、世界6ヶ所にあり、そのうちの1つがウズベキスタンのキタブにも。で、これらの施設の連携や研究の統率を取っていたのは、日本人天文学者の木村栄博士。今年で設立120周年を迎えるので元旦の新聞で特集を組みたいとのことでした。
ナボイ劇場建設70周年は最近知られてきたけど、それよりも前。120年前から連携していたんだ@@、それを統率していたのは日本人@@、またびっくり@@
知られざるウズベキスタン!と思い、10年前に行った時の写真を探してみたり、キタブ出身の卒業生に、今どうなっているか調べてもらったり…

1月に日本で新聞を送って戴いていたのですが、その新聞がやっと私の手元に届いたので、嬉しくなって^_^

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