#1.アルブハリ(Al-Bukhari)
こんにちは。斎藤と申します。
このページでは、現地滞在中の私が、ウズベキスタンの生の情報をお届けしていきます。
旅行に役立つ情報、観光地、グルメ、またただの日記wなど、ジャンルを問わず掲載していきますので、旅行者の皆さまの役に立つ情報ばかりではないと思いますが、ご了承の程お願い申し上げますm(__)m
では参りましょう。
記念すべき一発目は、サマルカンドにある観光名所となります。
既にご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、現地人は知っていて、旅行者にはあまり知られていない名所中の名所…
その名はアルブハリ!!
正面入り口
アルブハリとは元々、あるイスラム学者に付けられた名前です(本名忘れました。。)
「al」が「~から」と言う意味を、「bukhari」は「ブハラ」を指し、「ブハラから来た人」と言う意味を持ちます。
彼の功績は後ほど説明するとして、なぜアルブハリが、旅行者の間であまり知られていないのか?
それは、サマルカンド市内から20km以上離れていること。また現地人の間でも、最近広く知れ渡るようになったためです。
理由としては、アルブハリ周辺の道路の改善に依り、交通が盛んになった事に依ります。
では内部をお見せします。
内部、正面奥に位置するモスク
こちらが、メインのモスクです。
レギスタン広場のように、「ミナレットに登れる」といったサービスは無い様ですが、空とモスクの調和は、なかなか絵になります(*^^*)
では次の写真へ。
内部、回廊
内部はほぼ正方の形状を採っており、四方を同様の回廊に囲まれています。
こちらは木製の柱ですが、コンクリート製の柱もあり、内壁だけでも見所たっぷりです。
最後の写真です。
内部、書庫
こちら確認はしておりませんが、恐らくイスラム教第二聖典の「ハディース(al-khadith)」と思います。
イスラム教にはこちらと、「クルアーン(qur’an)」と呼ばれる第一聖典があります。
クルアーンがムハンマドを通じて人々に伝えられた神の言葉とされるのに対して、ハディースはムハンマド自身が日常の中で語った言葉をまとめたものです。
ハディースは口頭で伝わったため、信憑性の薄いものも含めると、その数は膨大なものとなりました。
ここからアルブハリの功績の説明となりますが、彼は16年間で90万ものハディースを収集し、その内2700余りを信憑性の高いものとして編集しました。
彼の編集したハディースは『真正集』と呼ばれ、クルアーンに次ぐ権威を持っています。
※少し説明が足りないので、wikiですが、気になる方はこちらを!
ムハンマド・アル=ブハーリー
そちらを納めたものがこちらの「アルブハリ」で、名は勿論彼に由来します。
サマルカンド市内で、私はレギスタン広場に最もスケールの大きさを感じ、また心が落ち着く場所でもありますが、建物に限って言えばシャヒージンダと、このアルブハリが群を抜いています。
掲載したい写真がまだまだたくさん手元にありますが、かなり幅を取ってしまうので、今後第2弾として紹介させて頂きます。
ちなみに移動手段はタクシーのみになります。
私は往復24,000sum(約1,600円)を費やしました。
友人(現地ガイドです)曰く、乗り合いタクシーなら、交渉次第では片道2,500sum(約170円)で行けるとの事です。
アルブハリ行きの乗り合いタクシー情報も、第2弾で掲載致しますのでお楽しみに(*^^*)
サマルカンドの中心から外れているため、到着した際に、「また別の街に来た」と言う様な感覚を憶えるのも、醍醐味の一つです。
モスク自体の見学料が3,000sum(約200円)。カメラ持ち込み料が5,000sum(約340円)ですので、合わせて550円程度。
アルブハリの見学だけで、半日近く時間を要しますので、時間に余裕のない方はシャヒージンダへ。
余裕のある方は、乗り合いタクシーを見つけて、アルブハリへも足を伸ばしてみられてはいかがでしょうか(^^♪
※文中の[sum→円]換算は、[1円→15sum]としております。実際は[1円→16sum以上]になりますので、括弧内の料金よりはお安くなるかと思います。今後も余程の変化が無い限り、このレートを参考にしますので、よろしくお願い致します。
質問があります
ウズベキスタンで本屋はありますか
クルアーンや辞書を買いたいのですが
>コンサさま
ありますよ。
今日仕入れた情報では、マキシム・ゴーリキーという地域に2~3件、古本屋があるとのことでした。
メトロの駅で言えば"BUYUK IPAK YO’LI"となります
新品のものをお探しですか?
また、タシケントで宜しいでしょうか?