トルクメニスタンの概要とウルゲンチ/タシャウス国境

トルクメニスタン アイキャッチ
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トルクメニスタンについて

ウルゲンチ/タシャウス国境
アシュガバード

中央アジアの北朝鮮の異名をとるトルクメニスタン、行ったことがあるだろうか。
時折ウズベキスタンに住み、周辺国にも渡航経験ある自分でさえ、行ったことがなかった。
トルクメニスタンは色んな噂が飛び交うだけで、行った経験のある人はほぼおらず、ただただ謎めいていた。
政府の力が強く、怖い国、という印象があった。
行ってみると全く違った感想になるのではあるが…

ウズベク人すら簡単にVISAが降りないらしく、ウズベク人も同様、行ったことがない人がほとんど。
入国しても自由旅行が禁止されており、現地のツアーガイトと一緒に、旅程通りに行動する必要がある。
それほど外国人の入国は許可されにくい国。
昔のサウジアラビアのようだ。
自分はそんなトルクメンに、2024年7月6日から7月8日まで、2泊3日だけ行くことにした。

トルクメニスタンのVISAについて

トルクメンVISA
トルクメンVISA

前述した通り今のところVISAの入手は業者のアレンジが必須。
VISAのアレンジはウズベクフレンズに依頼。
パスポート情報渡して3週間少々待つ。
すると、トルクメニスタンの旅行会社から招待状が送られてくる。
この招待状を持って、国境に行ってお金を払えば、VISAが発行されるという流れ。
先の写真はその際に(σ・∀・)σゲッツ!!したVISAである。
何も持たずに国境に行っても通常絶対にVISAは出ない。

ウルゲンチ/タシャウス国境

国境の越え方
国境の越え方

今回、タシケントからウルゲンチまで飛び、トルクメン側のタシャウスに抜ける国境を使った。
これまでは一般的に、タシケントからヌクスまで飛び、トルクメン側のクフナ・ウルゲンチに抜ける国境が利用されていた。
コロナ以降、入国審査時にPCR検査が必要とされ、いまだに必要とされている。
ヌクス側の国境はPCR検査を行なっておらず、ウルゲンチ側のみ行なっている。
故に、現実的にウルゲンチから入らないと入国ができなくなっている。

クフナ・ウルゲンチには、中央アジアで最も高いミナレットや遺跡などあり、それらを見てから地獄の門まで行き、そこで宿泊するというのがルートとしては理想なので、PCRが必要なくなればヌクスから入った方が良さそう。
では、国境。

ウズベキスタン側のイミグレ
ウズベキスタン側のイミグレ

ウズベキスタン側のイミグレだが、このような構成になっている。
注意点は2つ。
まず、途中、パスポートチェックが無尽蔵と思われるレベルであるため、面倒だがパスポートはすぐに見せれるようにしておこう。
ちなみにトルクメン側でもこの点は同様。
次に、ウズベキスタン側のイミグレまではすぐに抜けれるのだが、抜けた後にトルクメニスタン側のイミグレ行きのバスに乗らないといけない。
バスの頻度がとても少ないのと、夏暑いが日陰がないので、帽子か日傘を準備しておくべき。

トルクメニスタン側のイミグレ
トルクメニスタン側のイミグレ

しばらくバスに乗っていると、↑こんな感じのトルクメニスタン側のイミグレに到着する。
トルクメニスタン側のイミグレに入ると、ウズベクフレンズでVISAの手配をした場合は、入ってすぐにガイド兼ドライバーが待機している。
言語がわからなくても大体のことはやってくれるので基本任せよう。

流れとしては、すぐに左側の部屋でPCR検査を行う。
終わったらパスポートコントロールでパスポートと招待状等準備書面を提出。
準備書面はすべてガイド兼ドライバーが事前に準備してくれているので、ここも基本任せる。
パスポートコントロール横にBANKと書かれたお金を払う場所があり、そこでPCR代やVISA代、税金等を払う。

自分は合計で82USDだった。
ちなみに日本人のVISA代は世界一安いとのこと。
一緒に行ったウズベク人より随分安かった。
ロシア人は186USDとのこと。
まさに最恵国待遇。

ここまで終わったらパスポートコントロールに戻り、再度書類提出。
顔の認証等行い、VISA発給され、入国が完了する。
あとは荷物のセキュリティチェックを行なって終了。
晴れてトルクメニスタンを旅行できる。

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この記事を書いた人

重村俊雄のアバター 重村俊雄 ウズベクフレンズ株式会社日本側代表

2006年に初めてウズベキスタンを訪れ、2010年にタシケント国立東洋学大学の石村育美先生と本webサイト(https://uzbek.jp)を立ち上げ、ウズベキスタン来訪者向けのサービスを始める。その他、M&Aスタジオ(https://www.youtube.com/@TV-ji7tw)、日本語学習者向けコンテンツメディア(https://www.youtube.com/@Japanese-listening-SUSHI/)などのメディア運営、OEMでの産業機械製造やEC(https://ozonemart.jp)、SEOやweb改善などのwebサービス、スタートアップ企業への投資を行うVC(https://stoked.jp)を運営する傍ら、個人でも30社以上のスタートアップ企業へ投資している。

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