ウズベキスタンの現況(2024)

ウズベキスタンの現況(2024)

自分が初めてタシケントを訪れたのは2006年
タシケントに通い始め、最後に訪れたのは2017年
コロナを挟んで6年ぶりに滞在した今年は2024年

2006年から2017年の約10年間でもそれなりの変化はあったが、直近6年の変化の方が、明確に変化が激しい。
自分は中国、東南アジアの各都市の他、ドバイなどの成長を直接目にしてきたが、タシケントは今、明らかにグロースステージにいる。

では現在のタシケントがどのような状況になっているか、写真で見ていこう。

目次

ウズベキスタンの通貨

変化というよりインフレの爪痕とでも言おうか、現在のウズベキスタンの紙幣は最高額で200,000スム。
2024年5月の1USD155JPY前後とすると、2,500円程度。
10万円をスムに両替すると800万スム程度なので、先の紙幣40枚前後になる。
かつてこの地では少額でも両替すると札束の山を受け取っていたのが風物詩だった。
それと、かつては政府の両替レートと市場の両替レートが異なり、バザールなどで両替するのが普通だった。

2006年に両替した時の写真
500スム札が最高額の紙幣だった

2006年に両替した時の写真。500スム札が最高額の紙幣だった。
2013年に両替した時の写真
1,000スム札が出てき始め歓喜した

2013年に両替した時の写真。1,000スム札が出てき始め歓喜した。
現在のウズベキスタンスム
200,000スム札は2,500円弱くらい
市内では大きくて使いにくい

現在のウズベキスタンスム
200,000スム札は2,500円弱くらい。市内では大きくて使いにくい。

ウズベキスタンの街並み

新しいコンドミニアム、新しいホテル、新しいショッピングモールができており、すべて新しくデザインも美しい。
個人的に好きだったソ連時代の建築物もまだ健在ではあるが、影が薄くなってきている。
不動産価格の上昇率は把握してないが随分上昇していると聞く。

中央アジアで一番高いビジネスセンターだそう

中央アジアで一番高いビジネスセンターだそう。
オープンしたばかりのタシケントシティモール

オープンしたばかりのタシケントシティモール。
建設中のコンドミニアム
町中建設ラッシュの様相

建設中のコンドミニアム
町中建設ラッシュの様相。
新しいコンドミニアム郡
あまり人が住んでるイメージはないがデザインは素晴らしい

新しいコンドミニアム郡
あまり人が住んでるイメージはないがデザインは素晴らしい。
開発中の区画
ヤッカサライの「ソウルムン」
名前的に韓国資本だろう

開発中の区画、ヤッカサライの「ソウルムン」
名前的に韓国資本だろう。
建設中の建物
タシケントは完全にグロースステージに入っている

建設中の建物
タシケントは完全にグロースステージに入っている。

ウズベキスタンの車

中国のEVメーカーのBYDが躍進しているように見える。
中国は成長率5%程度を維持する政府方針があり、これを達成するための成長セクターとして力を入れていた不動産が壊滅状態なので、これに変わって国策としてEVに投資が集中している。
それがウズベキスタンに流れてきて、街中で頻繁に目にするレベルになっている。
空気がイマイチ良くないタシケントでEVが普及するのは喜ばしい。

中国BYDの車
街中を相当な数走っている

中国BYDの車
街中を相当な数走っている。

ウズベキスタンのライドシェアはYandex Go

日本では業界団体の抵抗で導入が不可能なライドシェアサービス。
北米ではUber、中国ではDiDi、東南アジアではGrab、ロシアCISではYandex Go、という認識でOK。
これがウズベキスタンでも利用可能で、メチャクチャ便利になっている。
クレジットカードを登録しておけば支払いも自動で行われ、市内の移動がとても楽になった。
Uber Eatsのように食事を運んでくれたりもする。
ウズベキスタンに来る際は事前にダウンロードしておくことをお勧めする。

ライドシェアのYandex Go
日本では導入無理だろうけど世界は快適

ライドシェアのYandex Go
日本では導入無理だろうけど世界は快適。

ウズベキスタンの日本料理屋

日本料理を食べれるお店が2店舗できていて驚いた。
ひとつはキルギスのビシュケクでこれまで日本料理屋を運営していた会社がタシケントにも出店した「ふるさと」という店舗。
もうひとつは「どんぐり」という店舗。
どちらも日本人オーナーで、ふるさとの方は日本人の料理長さんが料理している本格的なお店。
これまでタシケントでマトモな日本料理を食べることは難しかったが、これは嬉しい変化。

日本人オーナーと日本人料理人の方が運営する日本料理屋「ふるさと」

日本人オーナーと日本人料理人の方が運営する日本料理屋「ふるさと」
ふるさとの店内

ふるさとの店内
こちらもふるさとの店内
お客さんはローカルの人も多いとのこと

こちらもふるさとの店内。お客さんはローカルの人も多いとのこと。
日本人オーナーの日本料理屋「どんぐり」
牛肉の乗ったカレーが美味しい

日本人オーナーの日本料理屋「どんぐり」
牛肉の乗ったカレーが美味しい。
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この記事を書いた人

重村俊雄のアバター 重村俊雄 ウズベクフレンズ株式会社日本側代表

2006年に初めてウズベキスタンを訪れ、2010年にタシケント国立東洋学大学の石村育美先生と本webサイト(https://uzbek.jp)を立ち上げ、ウズベキスタン来訪者向けのサービスを始める。その他、M&Aスタジオ(https://www.youtube.com/@TV-ji7tw)、日本語学習者向けコンテンツメディア(https://www.youtube.com/@Japanese-listening-SUSHI/)などのメディア運営、OEMでの産業機械製造やEC(https://ozonemart.jp)、SEOやweb改善などのwebサービス、スタートアップ企業への投資を行うVC(https://stoked.jp)を運営する傍ら、個人でも30社以上のスタートアップ企業へ投資している。

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